小説

朝。携帯のアラームが鳴り響く。
俺はアラームを止め、布団にもぐる。
「今日こそ絶対サボってみせるッ」
と、俺は何かの意気込みを見せ、再び眠る。

PM8:26
誰かが俺の部屋へと通じる階段を上る音がした。
恐らく起きてこない俺を起こしに来たのだろう。
俺は目を瞑り、母がこちらに来ないことを願った。

が、

それは無理だ。
あぁ、俺は今日も「勉強」という地獄のようなものをしなくちゃいけないのか。そう思うとなんだかだるくなってきた。
「連ー!もういい加減起きなさい!!」
この言葉で今日が始まる。という人は多いだろう。
「もうお母さん仕事行っちゃうからね!もし学校行かなかったらPC取り上げるからね!?」
!? それは困る。俺は母が家を出た後にラップにくるんだあったおにぎりをほおばり、制服に着替え、家を出た。

続く。